西銀座ビル
中央区銀座5-5-5 /1936年頃竣工 /設計: 不詳 /4階
![]() | 銀座4丁目交差点から晴海通りを西へ歩き、2本めの角を左(南)へ曲がった通りが『西五番街』。周辺は雑然としていながらも帽子の『ボーグ』、服飾の『銀座テーラー』『セキネ』といった老舗が点在し、それらと縁のない通行人にも、銀座が他に向けて連綿と西洋文化を発信してきた年輪のようなものを暗示しているような一角です。そういえば、近くの裏路地には焼鳥・釜めしの『鳥ぎん』もありました。最近近くへ移転してしまったようですが...。
このビルには、バー『GOOD TIME』や『銀モルト』等が入ります。*スクラッチタイル面と平らな面を交互に帯状に配した外壁が個性的。全面スクラッチよりモダンさを強調した表現と言えるかもしれません。他に目を引く装飾的要素としては、屋上近い外壁面に穿たれた六角形の窓が挙げられます。 特に大改装されたようすもなく、時の蓄積を重ねた良い状態のまま立派に現役で働いている姿は、一徹な銀座の老紳士といったふうで、何ともいえないかっこよさを感じます。(2002年2月記) *スクラッチタイル: 引っ掻いたような表面のタイルで、平らなタイルとは異なる独特の風合いをもつ。大正から昭和初期にかけて流行した | てっぺんの六角窓が個性的 |