電通銀座ビル (日本近代建築総覧 No. 15484)
銀座7-4-17 /1934年竣工 /設計: 横河工務所 /RC造8階
![]() | 広告代理店大手の電通の前身、日本電報通信社の本社ビルとして1934(昭和9)年に竣工。現在、電通ギャラリーが入ります。角の丸さ、光沢のある小口タイル貼りの外壁、1階のガラスブロック、縦長でなく横に広い窓といった、1930年代にしては進んだデザイン要素をちりばめた外観のせいか、良くも悪くも戦前のビルにはあまり見えません。 エントランス上部に、星型の社章とその左右に男女を象ったレリーフがあります。男性が広目天、女性が吉祥天という神話の世界のキャラクターで、広告の神様?というような意味があるとのこと。その意図が理解されるかどうかはともかく、作り手側の熱い思い入れは伝わってきます。 エントランスを入ったところにあるエレベーターホールには壮麗なモザイク画があり、知らずに入って息を呑んだ記憶があります(写真を撮るのは困難ですが)。いろいろな意味で個性派なビルです。(2003年8月記) | ![]() |