鳥羽洋行ビル(日本近代建築総覧 No.15465)
中央区銀座4-12-23 /1932年頃竣工 /設計: 清水組 /4階
![]() | 左が1999年、右が2002年の姿です。3年ほど閉鎖されて行先が案じられていましたが、2001年、1階に『ペッパーランチ東銀座店』が晴れてオープンしました。 震災復興期のオフィスビルに特有の表情をしています。石張りの1階部分は視覚的に安定感を与え、小さな半円の4連アーチは最近の建築にはない優しさと可愛らしさを添えています。外壁には*スクラッチタイル。最大の特徴は窓全体を太い枠で囲んで一体感を出している部分でしょうか。 廃ビルからのとりあえずの復活を喜びつつも、オレンジ色に塗られてしまった1階石張り部分が惜しまれます。近隣の歌舞伎座、 足立ビル、改造社書店等とともに、周辺の数少ない近代建築生き残り組を形成していましたが、こんどは名作・足立ビルが解体の危機に立たされています。(2002年2月記) |
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*スクラッチタイル: 引っ掻いたような表面のタイルで、平らなタイルとは異なる独特の風合いをもつ。大正から昭和初期にかけて流行した