法務省赤れんが棟=旧司法省本館(日本近代建築総覧 No.15015)

千代田区霞ヶ関1-1 /1895年竣工 /設計: H. エンデ + W. ベックマン/煉瓦造3階

明治政府が招聘した腕利きのドイツ人建築家、ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマン。これは彼らの設計した数少ない官庁建築の中でも唯一の遺構です(他には大審院=最高裁判所がありましたが、解体されています)。1994年、戦災で失われていたマンサール屋根(腰折れ屋根)他の意匠を復元し、同時に重要文化財指定を受けました。

夜になるとライトアップが実施され、ご覧のような夜景が楽しめます。ただし、霞ヶ関の官庁街、しかも警視庁と国家公安委員会の向かいというロケーションのため、ゆっくり景観を楽しむにふさわしい雰囲気ではありません。そのへんが若干残念なところではあります。

その代わりというわけではないですが、ここには法務史料展示室が設けられ、公開も行われています。建築史料展示コーナー(旧法務大臣室)のあるとのことで、なかなか興味深そうです。(2002年6月記)

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