ねこ好きの部屋へ 街の風景へ飼い猫だったニーナのこと
生年: 1999年 / 性別: 雌/ 品種: 雑種 東京都動物保護センターから譲受
子猫時代(1999年6月まで)
このページへようこそ。こんな特集を作るということは、ニーナはもう死んでしまったのかも...と思わないでください。ちゃんと生きています。じゃあなぜ『飼い猫だった』と過去形で言うのかというと...◇
この猫は1999年4月末、大田区・城南島にある東京都動物保護センターから、生後推定3ヶ月程度で譲り受けました。
動物保護センターというのは都内に数ケ所あり、猫に関していえば、一般市民によって保健所に持ち込まれた野良猫が集められる施設です。その大半がどうなってしまうかは...読んでいる皆さんのご想像の通りです。そういう現実もあまり知られていないし、保護センターでは、都からの指示事項(許可された室内だけで飼う、去勢や避妊をきちんとする、予防接種をする、など)さえ誓約すれば健康な子猫を無料で譲り受けることができる、というのはもっと知られていないかもしれません。
ぼくの手許にやってきたこの可愛い子猫は、明らかに洋猫の混じった珍しい色の毛並みと顔から、『ニーナ』(イタリア語で『女の子』)と名付けられました。
さて、2002年の暮れ、3年前は夫婦ふたり暮しだった飼い主は、抜き差しならない事情により、それまで住んでいた小さなマンションを引き払ってひとり暮し用の賃貸物件を探すことになりました。そこで痛感したのは、猫が飼える賃貸の部屋の少なさです。いろいろな不動産屋さんに相談もしてみましたが、紹介された部屋は賃料がやたらに高いか、場所や居住性が数段落ちる部屋ばかりでした。途方に暮れたぼくは、その頃からよく通っていた根津教会の牧師夫妻にその部屋探しの苦労をふと洩らしたところ、信じられないことに、ニーナを教会で引き取ってもいいですよ、というありがたい申し出を戴いたのです。
◇
こういう経緯で、ニーナは根津教会(礼拝堂以外の部分)で幸せに暮らしています。ぼくももちろん、週に一度会いに行っています。保護センターで命拾いして以来、2度めの幸運を手に入れた猫の話でした。